ぺず?ぺっつ?

米国テネシー州メンフィスのPezzが、昨年に、アルバムとしては16年ぶりとなる通算5枚目のアルバムをリリースしてた。

まさかPezzが今も活動してるとは思わなんだ。活動開始が1989年ということで、来年には結成30周年をむかえるそうな。

Pezzの作品はカナダの2 Line FillerとのスプリットCDしかもってない(しかも2枚組CDなので、正直いうとPezz側はあんまり聴いてない)けど、この新作アルバム、なかなかかっこいいんじゃないかな。硬派で骨太でパワフルなメロディックパンク。過去にBYOでレーベルメイトだったLeatherfaceを思わせるところもほんの少しある(2010年に出した7"ではLeatherfaceの"Watching You Sleep"をカバーしてたみたいやし)。

Bandcampには歌詞が載ってないけど、どこかのレビューによるとポリティカルな内容なんだとか。メンバーのひとりに反戦平和運動に関わりアフガニスタンイラクパレスチナに行ってる人がいて、"Welcome to Palestine"なんて曲があったりする。

Youtubeに歌詞付きで1曲アップされてたので、ちょっと訳してみました。

Pezz - Independence Day

七月の祝日/子供たちが作り物の爆弾を空に打ち上げる/成人した子供たちは線を引いて/レイシストの誇りを弟に植えつけるために美辞麗句を書く/今のところ誰も死ぬことはない

きょう私は自分の独立記念日を祝う/人間性をかっさらうのに手を貸すおとぎ話からの独立

心貧しき愛国者たちの頭のなかで無視される歴史/オッズを覆す虐げられた者たち/最後は正義が勝つ/しかし友よ、お前が過去を書き換えようとも/流された血を隠すことはできない

きょう私は自分の独立記念日を祝う/人間性をかっさらうのに手を貸すおとぎ話からの独立/真実は明らかだ/私の忠誠は揺るがない

お前の愛国的な投稿が目につく/お前は幽霊たちが払った犠牲を歓迎する/けれど銃弾が私を代弁したことは一度もない/私のヒーローたちは戦いつづけ、逆向きの銃身に倒れた/彼らは私たちを解放しようと生きた人たちだ