ふしてふ

The Phoenix Foundation: Once Upon a When

(いち、に、さん、し)

かつて私には夢があった/なんでもできると/そしていつかの頃/いつだったか/自分のなかにある美しいもの/そのひとかけらを味わえたことがあった/でもそれを手放さなきゃいけなかった

いつだったか/勇敢になるべきだと君は言った/そんな平穏だったあの頃が懐かしい/いつだったか/この世界が私を連れ去ることはできなかった/どうあろうとも/今ではその声は繰り返す/そこには何もないと

どうか聞かせてくれ/君の自由の話を/君の情熱の話を/どうか囁いてくれ/まだ見ぬ美しいものを

 

だんだんとThe Phoenix Foundation(以下、TPF)が沁みる季節になってきたな、ということもなく。秋から冬に向かうなかで訪れる静けさや募る寂しさ、その心情に物悲しい旋律が相応しいとしても、春も夏もTPFを聴いてしまっているわいはどないしたらええんですか!いや、こちとら15年TPF追いかけとんじゃ!なめんな!

TPFの7枚目のアルバムに収録されている"Once Upon A When"。愁いをおびた曲は心を空けてくれる。その隙間に自分の感情を注ぐための空虚を残してってくれる。そういう感じがあるようなとこが好きなのかも。それにロマンティックな曲だ。

そんな曲のアコースティックバージョンがある。いちばん上に貼ったやつ。TPFの過去音源から選曲した3曲をアコースティックで再録した7インチが今年ひっそりと出ていたみたいでそこに入ってる。原曲はぼくにとって心の名曲となっているが、アコースティックバージョンも沁みるな。そういう季節になってきたのか。結局。

意味不明な文章あざした!

 

余談だけど、前述のアコースティック7インチにゲストボーカルで参加している方がやっている(Discogs情報)Suudelmatというバンドもかっこいいね。ポップかつ哀愁漂うパンクサウンドに立ちボーカル2人の掛け合い。