あなとーる

1999年から2002年まで活動したドイツのパンクバンドAnatol。むかしMySpaceで知ってからずっと音源を探していたけれど最近作られたBandcampを見つけた。

音源は2000年リリースの10インチと2008年リリースのLPがある。後者は2001年に録音したものの活動当時はリリースできなかったもの。2008年についにLPをリリースした際にバンドは一時的に再結成している。自分がMyspaceで知ったのもこの頃だと思われる。

青臭さと勢いにあふれアグレッシブに突進していくエモーショナルでギラついたメロディックパンクがかっこいいAnatolさん。よく引き合いに出されるカナダのI Spyのような激しさや熱さとか90年代ローカルポップパンク的な垢抜けなさとかもあって心くすぐられる塩梅。Muff Potterや...But Aliveなどに連なる"Deutschpunk"ないしドイツ語メロディックパンクではあまり見かけないようなその独特さが好き。

2008年リリースの『Rette Sich, Wer Darf 』はまだLPレコードの在庫があるみたいなので、AnatolのBandcampのプロフィール欄に記載されているメールアドレスに連絡すれば送ってもらえるはず。

それでぼくも実際に問い合わせてみたんやけど、最初に向こうから要求された金額がドイツからレコード1枚送ってもらうにはあまりにも高かったので注文しなかった。そのあと安くしてくれたんやけどそれでもちょっと高い気がしたし最初にふっかけられたのもあって気持ちが萎えちゃって、それで悩んだ挙句やめとくことにした。まーまたの機会に。相手はAnatolのオリジナルメンバーではないけど再結成時に参加したメンバーでありDuesenjaegerというこれまた良いバンドをやっている人物なので連絡すればちゃんと送ってくれるのは送ってくれると思う。

 

あと、Anatolのメンバーの一人は解散後にThe Missing Shadowsを結成し、そこからIdle Handsを経てさらにBlank Pages, Rubyなどで活動。