DCR

ちゃす。

USのメロディックパンクバンドDade County Resistanceが新作をリリースしたようだ。2003年のアルバムから実に15年ぶりとなる音源は『Relative Distance』と題された5曲入りEP。メンバー自身のレーベルThree Day Heroからリリースとのこと。フォーマットはCDもあるのかな。

DCRが新しい音源出すとは思わなかったなー。つい最近このブログでSelf関連のバンドを紹介する記事のなかでDCRのこと書いてたからちょっとびっくり。そのときはバンドが今も活動してるとは知らずにただ懐古的に書いてたので。

気になる新音源だが、15年を隔てているとは思えないくらい往年のDCRサウンドを聴かせてくれる。そうそうこれこれとうなずく、あの青くて切ないメロディー。爽快さもありながら憂いを帯びていて、聴き終えるころにちょっぴりほろ苦さも残していくあの感じ。15年経って変わっているだろうけど変わっていない。4人体制になってからの初音源ではあるけど。とりあえず繰り返し聴いている今。

あと、最近のインタビュー(英語)もあったよ。結成当初のことから近況まで語られている。11月の初めにライブもやるみたい。

ちゃす。

すくえあへっど

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SquareheadのBandcampがあったよ。どうやら最近できたみたい。(追記: 2019年時点ではそのBandcampベージは削除されているみたいです。追記: 2021年現在はまたページ復活したみたいです。)

同名バンドけっこういるのかもしれないけど、ここで紹介するのはイングランドスウィンドンというところを拠点にしていたパンクバンド。活動期間は1992-1994年と短く、解散までにやったライブも30回ほどと多くはない。当時共演したバンドとしてLeatherfaceやGuns 'n' Wankers、Rancidなどの名前も挙げている。上記のBandcampで聴ける音源は2つのデモをまとめたもの。1-4曲目は1993年録音、5-8曲目は1992年録音の全8曲。Husker Du、Buffalo Tom、Leatherface、Mega City 4などから影響を受けていて、そこはやはりというべきか、所謂UKメロディックが好きな人なんかは特に気に入るんじゃないかなー。

ぼくがSquareheadを知ったのはMySpaceというSNS的なサイトを通じてだったけど、そこで聴けた曲に惹かれてバンドに連絡を取ったの覚えている。そのとき曲をダウンロードできるサイトを教えてもらった。あれからかれこれ10年近く経つけどいまだに聴くたびその青いメロディーは心を揺さぶってくる。そういえば、いつだったか、Squareheadの曲をCDRに焼いて京都のとあるバンドの人に渡したな。練習してるスタジオに遊びにいったときに。あとで感想聞いたらその人は「なんか俺らに似てるよね」と言ってたけど、そのバンドの他のメンバーは「え〜そうすかねぇ?」と言ってたな。そんなことを思い出した。

初めてSquareheadの"How Long?"を聴いたときにどこかで聴いたことがある気がした。すぐには思い出せなかったが、それがStrainというバンドの曲と同じだと気付いた。両者に関連があるとわかったときちょっとテンション上がったな。そのことをバンドに訊いてみたら、予想どおりSquareheadはStrainの前身バンドだと教えてくれた。より正確にいうと、Squareheadのギターボーカルの人が次に組んだのがStrainなのだと。Strainもそんなに知られているわけではないけど、UKメロディックを掘っている人たちから隠れた好バンド的な支持をされていたり。Squareheadは初期はより青臭いけど、後期はグッと哀愁と渋さを増してある意味Strainの原型というか、それに近い感じ。"How Long?"は個人的にもとても好きな曲だけど、それこそどちらのバンドのバージョンも好き。他には"Hope It Is"という曲もStrainの1st 7"で再録されてる。

あと、Squareheadのドラムの人は現在2 Sick Monkeysという2ピースバンドをやっているそうな。実はこのバンドは2017年に来日ツアーもしている。ほぼ一年前か。ぼくはライブ観ていないのだけど、うちのディストロで音源扱っているHolidayの元メンバーからもその来日ツアーのことを聞かされていたことは記憶にある。しかしまさか2 Sick MonkeysとSquareheadがつながるとは思ってもみなかったので、そのことを最近知って少し驚いた。

まふぽったあ

ドイツ西部にあるライネやミュンスター出身のパンクバンドMuff Potterが先月、活動を休止してから9年ぶりに再結成した。「民主主義と寛容」をかかげて毎年催される"Jamel rockt den Förster"という反ナチ野外フェスに出演したようだ。来年にはツアーをおこなうことがすでに決まっている。一時的な再結成なのかそのあとも活動継続するのかはわからない。

Muff Potterといえば、ドイツのバンドの音源レビューなどでよく引き合いに出されるのを見かける。ドイツ語で歌うメロディックなパンクの代表的なバンドのひとつとして認知されてるみたい(とはいえ、1993年から2009年までの活動期間を通じて、作品ごとにサウンドは大きく変わっていく)。後年にはメジャーのUniversalから音源を出していて、ほかにHot Water MusicやChuck Raganとのスプリットや、さらには日本盤CDもリリースしている。そのわりにはこっちであんまり名前を聞かないね(ぼくが知らないだけかも)。へんにメジャーがからむとかえって伝わらないんやな。

そして今回の再結成にともない、3rd〜6thまでの4枚のアルバムがレコードで再発されるのにくわえ、レアトラック集がリリースされる予定。1stと2ndは再発しないのかな?Muff Potterの初期の音源は安くで見かけることがあまりないので、そっちも望んでる人けっこういると思うけど。

ところで先日、LPが再発されるなんてつゆ知らず、2000年にリリースされた3rdアルバム『Bordsteinkantengeschichten』のCDを中古で手に入れた。ちょっとタイミングわるかったね。でも再発盤LPもわりと値が張るので、これはこれでよかった。

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このアルバムがMuff Potterのベストだというのが衆目の一致するところなのかな。ぼくはこれがいちばん好き(やし、これしかもってない)。Muff Potterは、SlimeやEA80またはDackelblutや...But AliveといったDeutschpunk(ドイチュパンク)の系譜を継ぐバンドと位置づけられる。よくわかってなかったけど、Deutschpunkってドイツのパンク全般を指す言葉ではなく、単にドイツ語で歌うパンクの総称でもなく、特定のスタイルをもつパンクの1ジャンルらしい。もともとは80年代ドイツにおけるニューウェーブやパンクの商業化の流れに対抗して生まれたそうな。そこにカテゴライズされるバンドのサウンドにはもちろん幅があると思うけど、性急なリズムとシンプルな曲構成、それと急進左翼的なドイツ語の歌詞や姿勢をもつのが特徴とされる(ぼくの聴くかぎりでは、陰鬱で暗い雰囲気のバンドが多い)。今作では、 そのDeutschpunkの鍋のなかにJawbreakerとSamiam(あとLeatherface)がどっさり投げこまれ、メロディック風味がぐっと増して、絶妙な味わいとなっている。Dinosaur Jr.の同名曲を口ずさみながら始まる1曲目"Take A Run At The Sun"のイントロからワクワクすっぞ。わりと長めの曲が多いのに、最後までダレることなくテンションを維持してる。そして締めの2曲が最高。たまらん。何杯でもおかわりできる。

Muff Potterはサウンドもさることながら歌詞もいいという。かれらはかつて自分たちの音楽スタイルを「angry pop music」と言いあらわしていたらしいので、怒りをぶちまけた歌詞なのかなと思いきや、あくまで今作にかんしてはそうでもない。機械翻訳に放りこんでちょこっと辞書を引いただけなので、だいぶ理解はあやしいけど。べつに国家の暴力を糾弾したり、ファシストを罵倒したりしない。政治的社会的イシューを直接的には扱わない。もっと私的で詩的。隠喩やほのめかしが多く、なかなかとらえづらい。「怒り」というよりは「悲しみ」、いやもっとなにか人生の「苦み」みたいな感じ。語りをまじえた最後の"Frozen Man Syndrome"は、短編小説的なおもむきがあっておもしろい(このタイトルはチャールズ・ブコウスキーの作品と関連があるらしいけど、詳細はわからない)。

あと、このジャケットのアートワーク(顔じゅうにキスマークをつけた人形)ってなにか元ネタあるのかな?というのも、2年ほど前に見た『セッション9』っていう映画のワンシーンにこれと同じ写真が映りこんでたから。廃墟になった精神病院のアスベスト除去にやってきた作業員たちに忍び寄る恐怖を描いた映画。かつての患者のひとりが過ごしてたと思しき病室に主人公が入っていく場面で、壁一面に貼られた写真や切り抜きのなかに、この人形の写真が並んでた。恐怖を煽るような場面なだけに、見たときはちょっとゾッとした。

余談だけど、Muff Potter(マフ・ポッター)というバンド名は、マーク・トウェインの『トム・ソーヤーの冒険』に出てくる酒呑みのおじさんに由来してる。かれらの自主レーベルHuck's Plattenkiste(ハックのレコード箱)も、同小説の主人公トムの親友ハックルベリー・フィン(通称ハック)にちなんでる(名古屋のライブハウスHuck Finnもここから来てることにいまさら気づいた)。そういうつながりもあって、このあいだ『トム・ソーヤーの冒険』を図書館で借りて読んだ。大まかな筋は「世界名作劇場」のアニメで見て知ってたけど、小説ならではの物語をたのしんだ。つづけざまに続編の『ハックルベリー・フィンの冒険』も読んだ。そっちもおもしろかった。

続93-94

前世紀の93年か94年に出たアルバム(いちおうそのバンドの1stアルバム)を紹介するみたいな記事をちょっと前に書いたけど、今回はその追加編みたいな感じ。これまた同じ時期のメロディック/ポップパンク作品(隠れた名盤も?)。今回は4枚のみ。しかもそのうち3枚はつい先日手に入れたばかり。というのも以前の記事をきっかけに誰よりも自分自身が感化されてしまい、最近また改めて90年代のバンドを中心に掘ったりしてるので。あと1枚は前回漏れたやつ。

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じゃあ今からどうでもいいコメントと、あと好きな曲貼るわ。

① The Lucky Seven - Loveleavable
「激渋メロディック名盤」というmixiのコミュニティにて紹介されていた一枚。今となってはmixiなつかしいなーとか、あるいは存在自体知らない人もいるのかな。あんまわからんけど。知り合いにはけっこうmixiやってた人がいた気もするけど、自分はあまり利用した覚えはない。たぶんちょっとだけやってすぐやめたと思う。でも上記のコミュニティに参加し、そこでみなさんが語っている思い出の音源やオススメのバンドなど、自分の知らないものばかりだったので片っ端からメモっていた覚えがある。今は見れるみたいだけど、当時は登録してログインしないと見れなかったから。それはともかく。あれから10年以上経ったのか、ようやく手に取ったThe Lucky Sevenの唯一のアルバム。Wounded Recordsというレーベルから94年にリリースされたもの。聞き及んでいたとおりの激渋作品。DriveやDoughboysなどが頭をよぎる哀愁のメロディックですな。当時スウェーデンにはこの手のバンドが他にもいたんだろうか。それにしても自分の趣味嗜好は昔とあんまり変わっていないな。微妙に変化しつつも結局同じようなのが好きだし。

 

② No Comply - Buzz
この作品はEPとして扱われているっぽいので、となると前回の「93-94」の記事と同様にアルバム縛りにしてしまうと外れてしまうかもしれないので選ぶか一瞬迷ったのだけど、迷ったの一瞬だけ。いちおう7トラックで収録時間も20分以上あるんでアルバムでもええでっしゃろ?というか厳密にアルバムかどうかは今回の企画にとってどうでもええんや!オーストラリアのメルボルンにおいてNursery CrimesやHeliumと並んでUSハードコアから影響を受けたグッドなメロディックサウンドを鳴らしていたバンド。というかNursery Crimesは今も活動しているの?No ComplyとNursery Crimesの関係としては、Nursery CrimesのFacebookでNo Complyの名前を挙げて当時を懐かしんでいるコメントもあったので、両者はわりと絡みがあったりしたのかな。さてさて、93年リリースのこのEP(ほぼアルバム)、ジャケはあれだけど内容はなかなか良いよ。HDQを彷彿させるDag Nasty由来のメロディックハードコアだったり、もっとCRUZ的なポップチューンがあったり。Sleeper/SerpicoやField Day(カナダのバンドの方ね)を思わせる雰囲気もある。なかなかというかだいぶかっこいい。No ComplyはCock Suck Recordsのブログで知り、それ以来聴いてみたいなと思っていた。先日調べたところ折よく日本で中古で売られていたので購入。

 

③ Playground - Bent, Lost Or Broken
USニュージャージーのレーベルPopKid Records。メロディック/ポップパンクやパワーポップの素晴らしい作品をいくつもリリースしている。そんなPopKidの第一弾として発表されたのがサクラメント近郊のデイビスのバンドPlaygroundの2ndシングル。1stシングルが好きすぎてPlaygroundのリリースをするためにレーベルを立ち上げたそうな。かつてHorace Goes SkiingやPorcelain Boysに胸をときめかせた自分だが、PopKidの一番初めのバンドとして認知していたPlaygroundとはこれまですれ違ったままできた。厳密にいえば、昔サンプラー持ってたから2ndシングルの1曲をいちおう聴いたことはあった。でもその当時の自分にとってはあんまり良くない印象だったんだろう。そして今になってPlaygroundに少しばかり胸をときめかせている。ずいぶんと時間かかったな。自分は「地味」なメロディックも好んで聴く傾向にあると思う。わりと。じわじわと沁みるような哀愁を備えているものはもちろん、心を高鳴らせる青さを秘めているものにより惹かれる。Playgroundは地味だ。そしてこの1stアルバムは最高に好きだ!Husker Duの影響は明らか。ハードなサウンドではなくいくらかパワーポップ志向のあくまでも泣きのギターメロディックパンク。『Bent, Lost Or Broken』というタイトルが示唆的だが、歌詞も喪失や痛みを扱った物悲しいもの。1stアルバムである本作は94年にHabit Recordsからリリースされており、Playgroundが96年に録音した2ndアルバムはPopKidからリリース予定だったという。ところがその前にバンドは解散してしまい世に出ることはなかったと。しかしながら現在ではその2ndアルバムもバンドのBandcampで視聴・ダウンロードが可能となっている。ところで2ndアルバムは1stアルバムとはまた違った質感を持っている。その要因としては、ギターのMarkさんが95年にバンドを離れたことが挙げられる。この人がPlaygroundのサウンドに持ち込んでいたHusker Du成分がなくなっている。メンバーチェンジ後の新体制ではよりストレートなポップパンクへの志向性が強まっており、アップテンポになって疾走感と勢いも出てきてる。またサクラメントエリアということで近くに位置するイーストベイ周辺からの影響もそちらの方ではより感じられたり(曲によってはちょいJawbreakerだったり)。とにかくPlaygroundは自分にとってすごく合うわ〜。

 

④ Another Fine Mess - Million Smiles
今から10年以上前にこのAnother Fine MessのCDを確証なく手に取ったのを覚えている。Snuffy Smile Recordsのコンピに参加していたこともあり、UKメロディックの隠れた好バンドとして日本でも一部で知られていたもののアルバムなどの音源があるかどうか定かではなかった。後追いの身の自分はなおのことわからず。そして膨大なレビューと情報を有しているかのUKメロディックサイトにも掲載されていなかった。でも自分が同じく大変参考にしていたDancing Days Are Overという素晴らしいレビューサイトがあり、そこにAnother Fine MessはCDが出ているという情報がほんまにちらっとだけ載っていたのを頼りにそれらしきものを探し続けた。作品名を把握しときたいところだったがわからず、しばらくして海外のネットショップにAnother Fine Messの『Million Smiles』というCDが売られているのを見つけた。前述DDAOサイトにより"Million Miles Away"という曲がAnother Fine Messにはあることを知っていた自分は「名前似てるしこれちゃうん?」と推測して購入。1曲目の"Smile"を聴いた瞬間に心の中でガッツポーズしたな。流れてきたのはThe Sectを彷彿させる青くて切ないポップパンク。3曲目にはちゃんと"Million Miles Away"も入ってる。まさにこれだと。ただ、届いたCDは盤面が傷だらけで当時使ってたCDプレーヤーとは相性が悪く、たびたび音飛びしたり読み込まなかったりでむかつかされたな。PCから取り込んで聴いてた。そんなしょうもない思い出話はさておき、なんとAnother Fine Messは2018年にFixing A Hole Recordsより編集盤がリリースされている。『Million Smiles』アルバム、さらにコンピ参加曲やデモや未発表曲を収録したディスクを加えた2枚組CDとなっているようだ。当時The Sect/SkimmerやIdentity/Funbugなどと活動を共にしていたとのことだが、まさにそれらのバンドのような甘いメロディーと垢抜けなさに自分もやられた。あとは知らない曲も聴いてみたいな。そして、Another Fine Messはすでに2017年から活動を再開させているらしく、しかも来月10月にはMoving Targetsとの対バンも控えているそう。あ、曲貼ろうと思ったら見つからなかった。

 

今回はこんな感じ。おそらく続編はないです。

ぺず?ぺっつ?

米国テネシー州メンフィスのPezzが、昨年に、アルバムとしては16年ぶりとなる通算5枚目のアルバムをリリースしてた。

まさかPezzが今も活動してるとは思わなんだ。活動開始が1989年ということで、来年には結成30周年をむかえるそうな。

Pezzの作品はカナダの2 Line FillerとのスプリットCDしかもってない(しかも2枚組CDなので、正直いうとPezz側はあんまり聴いてない)けど、この新作アルバム、なかなかかっこいいんじゃないかな。硬派で骨太でパワフルなメロディックパンク。過去にBYOでレーベルメイトだったLeatherfaceを思わせるところもほんの少しある(2010年に出した7"ではLeatherfaceの"Watching You Sleep"をカバーしてたみたいやし)。

Bandcampには歌詞が載ってないけど、どこかのレビューによるとポリティカルな内容なんだとか。メンバーのひとりに反戦平和運動に関わりアフガニスタンイラクパレスチナに行ってる人がいて、"Welcome to Palestine"なんて曲があったりする。

Youtubeに歌詞付きで1曲アップされてたので、ちょっと訳してみました。

Pezz - Independence Day

七月の祝日/子供たちが作り物の爆弾を空に打ち上げる/成人した子供たちは線を引いて/レイシストの誇りを弟に植えつけるために美辞麗句を書く/今のところ誰も死ぬことはない

きょう私は自分の独立記念日を祝う/人間性をかっさらうのに手を貸すおとぎ話からの独立

心貧しき愛国者たちの頭のなかで無視される歴史/オッズを覆す虐げられた者たち/最後は正義が勝つ/しかし友よ、お前が過去を書き換えようとも/流された血を隠すことはできない

きょう私は自分の独立記念日を祝う/人間性をかっさらうのに手を貸すおとぎ話からの独立/真実は明らかだ/私の忠誠は揺るがない

お前の愛国的な投稿が目につく/お前は幽霊たちが払った犠牲を歓迎する/けれど銃弾が私を代弁したことは一度もない/私のヒーローたちは戦いつづけ、逆向きの銃身に倒れた/彼らは私たちを解放しようと生きた人たちだ

じょばーのーる

米国フロリダ州マイアミのメロディックパンクバンドJobbernowlもBandcampがあるんよ。1992年にDr. Strange Recordsからリリースされた10"がなかなかの傑作なわけだけど、Bandcampではディスコグラフィーとして7"やカセットや未発表曲などを聴けるようにしてくれている(ラスト作であるDr. Strangeの10"はない)。

このバンドはQuitのオリジナルメンバーである(がすぐに脱退した)Omarがベースを弾いてて、またF-Boyz(Fuckboyz, pre-Hickey)でドラムを叩いていたGeorgeがボーカルだったりする。個人的にそのつながりは興味深かった。

いわゆるCruzianなメロディックパンク、ALLやBig Drill Car等が好きな人も聴いてみたらいいのではと思う。