郊外騒音
90年代後半を駆け抜けたイタリアのエモーショナルメロディックハードコア/パンクバンドSuburban Noiseの20年ぶりの新音源『Now/Here Ep』。
2019年12月にリリースされたその作品を先日見つけたそのときは思わず声を上げそうになった。すぐさま聴いた曲はぼくを笑顔にしてくれた。最高やなと。でも聴き終えたあと、ふと目に入った記述に一瞬固まる。
These songs are dedicated to Marco Morosini (Eversor/The Miles Apart)
えっどういうこと…??Marcoに捧げる曲って?何があった?
ぼくは全く知らなかったのだが、大好きなバンドであるEversor/The Miles ApartのメンバーのMarcoさんが、昨年6月に来たるライブに向けたリハーサル(練習)の後に脳出血で倒れたらしい。昏睡状態に陥り命に危険がおよんでいたと。幸い一命は取り留めたようで、それから昏睡状態から抜け出し、その後は回復中であるとのこと(後述する記事の時点ではリハビリ病院に入院して数ヶ月経っていることなどが示唆されている)。
そんなことがあって、Marcoさんが早く回復するようにとの願いを込めた曲を作るためにSuburban Noiseは再結成されレコーディングが行われた。Marcoさんの兄弟であるLeleさん(同じくEversor/The Miles Apart)が綴った病院内でのエピソードと合わせて詳しいストーリーは以下の記事に書かれている。
Suburban Noiseの新しいEPについての記事(イタリア語)
https://rumoremag.com/2019/12/11/marco-morosini-suburban-noise-eversor-miles-apart/
同EPが聴ける主要なプラットフォームはこちら、あとBandcampでも聴ける。
暗い気持ちだったがあらためて聴いた曲はぼくを笑顔にしてくれた。素敵やなと。Marcoさんの回復を祈る。
We are one, silently waiting for good news to come