くるくるぽっぽー

ここんとこチェックした最近音源リリースしたバンドで気になったやつというか自分が好きな感じのやつ。今回いちおう自分のなかでいくつかのテーマに沿ってピックアップしたらアメリカのバンドばかりになった。

 

ペンシルバニアのランカスターのBrom Bones。以前の記事でこのバンドが新しいアルバムを作っていることに触れたけど、それが完成したみたいで2020年の1月にリリースされている。アルバムとしては4枚目となるのかな。またレコードでのリリースは今回が初だと思われる。結成30年以上のベテランバンドで音楽スタイル的にずっと同じようなことをやり続けているわけだが、ここ10年において3枚のアルバムを残しており、最新作からもバンドのいまだ失われない情熱やエネルギーを感じる。まるで若返ってるかのような。DescendentsやDag Nasty影響下の90年代的メロディック/ポップパンク好きに。

 

オクラホマシティTrial By Noise。ちょっと前にブログで書いたThe Lunch Bunchのメンバーがやっているバンド。今年の2月くらいにデビューアルバムがリリースされた。バンドのFacebookの投稿が1年くらいなかったので、てっきりアルバムが出るのはもっと先かあるいはもしかしたらお蔵入りになるんじゃないかとか勝手な考えを抱いていたけど、そんなことにならず先日LPレコードでしっかりリリースを果たしている。The Lunch Bunchを橋渡しに出会ったこのバンドを個人的にはけっこう気に入っていて、一筋縄ではいかんけどすごくかっこいいパンクサウンド。よくわからんけど、プログレ的っていうんだろうか、例えばDescendents/ALLなどで垣間見られる難解さ、そういうのを独自に追求していったような。わからんけど。

 

80年代後期に活動していたロサンゼルスのFreewill。このバンドといえば、1988年に録音したフルレングスがテストプレス段階までいったものの結局当時はリリースされんくて解散後の90年代に某レーベルからブートレグで出されてしまったり、またメンバー自身の手によってStone Telling名義で発表された代物があったり。そのフルレングスも30年近い時を経てバンドの再結成に合わせて2016年にめでたく正式リリースされている。その際にオリジナルメンバー4人で復活したはずだけど現在はボーカルの人が抜けて3人になっているみたい。そんなFreewillが2020年3月に新作を発表。デジタルEPということでフィジカルでのリリースはなし。過去作と比べるとハードコア色が薄くなっている。でもCruzianなイントロから始まる1曲目からいい感じ。今後イタリアのハードコアバンドZero Eight Oneとのスプリット7インチがリリースされる予定。

 

オクラホマ/ワシントンのSlorderDescendents/ALLのギタリストを中心とした3人組インストゥルメンタルバンド。ベースとドラムの2人は過去にこのブログで紹介したことのあるGold Recordsのメンバーでもある。バンド自体はとうに活動を止めていると思われるが、2020年になってSlorderの2nd EPがひょっこり発表された。これは2013年頃にもリリース間近って言われてた作品のはず。今から10年くらい前に録音された音源なのでかなり時間かかっちゃったようだけど、こうやって聴くことができてありがたい。こちらもフィジカルでのリリースはないっぽい。