NG/BOD と E/GS

気になったスプリット2作。

 

まず

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今年の初めごろに単独7"およびCookiesとのスプリットテープを立て続けに発表していたフランスはアンジェ/パリのパンクバンドBetter Off Deadが新たな音源をリリース。今度はスペインはムルシアのパンクバンドNueva Generaciónを相手にしたスプリット7"。Nueva Generaciónからしても少し前にMármolと盤面を分かち合ったのに引き続いてのスプリット作品。今回は国境も越えてのナイスな組み合わせ。リリースはBetter Off Deadと同郷のアンジェのレーベルDonnez-Moi Du Feuから。

メンバーチェンジおよび歌詞をフランス語に切り替えて以降のBetter Off Deadはより心に響くというか、不安と愁嘆を喚起させるメロディーのパンクに今作でもまんまとやられたわけで。Nueva Generaciónもこれまで同様に哀愁漂うポストパンクを聴かせてくれる。

 

 

次に

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2017年に残したフルレングスも良かった(ぼくは未だ盤を買いそびれているけど)ドイツはマイセンのパンクバンドElmarが新たな音源をリリース。ハンブルクのパンクバンドGrüner Starを相手にしたスプリット7"。Grüner Starからしても2018年作のフルレングスに続く音源ということになる。リリースはGrüner Starのアルバムを出していたDian Recordingsから。

Muff PotterやTurbostaatなどが引き合いに出されるタイプのエモーショナルなドイチュパンクのなかでは珍しいElmarのちょっと突き抜けた感じというか、この高揚感を与えてくれる青臭さがやっぱ好き。今回初めて聴いたGrüner Starも似たルーツを持ちつつもっとポストパンクやUSインディー風なサウンドで悪くないけど、ここに収録の2曲よりも前作のアルバムの方が個人的にはグッとくる。